プレミアムアップルパイができるまで。手間をかけているからこそできる味わい
2021年8月19日
シャトレーゼのプレミアム店「YATSUDOKI」のみで取り扱っていた「プレミアムアップルパイ」。驚きのサクサク感、ジューシーさを多くのみなさんにご好評いただき、シャトレーゼを利用されるみなさんにもこのおいしさを届けたい、という思いから少しずつ取扱店舗を増やしてお届けしています。
今回はそのプレミアムアップルパイの作り方を大公開!どのようにみなさんのお手元に届くのか、チェックしてみてください。
アップルパイづくりはオランダからはじまります
広大な牧草地に風車とチューリップが咲き誇る景色でもおなじみのヨーロッパ随一の酪農王国オランダにある、シャトレーゼのヨーロッパ工場。ここで仕込まれている生地の原材料から、アップルパイづくりが始まります。
ポイントは、スイーツの本場、ヨーロッパの素材をふんだんに使えること。小麦はフランスパンなどにも使われるヨーロッパ産で、小麦の素朴な味と香りが強く感じられるもの、そして発酵バターはフランス産のもので、芳醇な香りが特徴的。お店でパイが焼きあがった時のあの独特な香りは、日本から遠く離れたオランダで仕込まれた原材料が醸し出した香りなのです。
リゾートホテルなどで生のりんごを直火でソテーしています
りんごのキャラメリゼを担当するひとつは、なんとシャトレーゼグループのリゾートホテル部門。全国展開するシャトレーゼで使用するりんごの量はとてつもない量。厨房のスタッフ総出で、仕入れた生のりんごを一つ一つ手でむいてカットし、へらを使ってバターでゆっくり時間をかけてソテー。1日に数トンという単位をホテルのシェフをはじめ、担当部門が丁寧にキャラメリゼしていきます。
山梨や各地のお菓子工場で生地を練って、アップルパイづくり
オランダから届いた原材料に南アルプスの白州名水と塩を加えて練り合わせ、パイ生地を作ります。一般的にアップルパイの生地は、生地とバターを重ねて伸ばす折パイが主流ですが、このアップルパイの生地はちょっと特殊で仕込み方法を大きく変えています。その理由は焼きたてのサクサク感を翌日まで保つため。シャトレーゼのお客様は手みやげとしてご購入される方がほとんどで、翌日食べられる方も多くいらっしゃいます。焼きたてがおいしいのは当たり前。でも翌日までサクッとした食感が味わえるのは、この特殊な生地だからこそです。パイ生地は製造ラインに運ばれ、型で抜いて、カスタードを絞り、そこにキャラメリゼしたりんごを手でのせていきます。ひとつひとつ、おいしさを閉じ込めるように封じていきます。
お店で最後の仕上げをしてオーブンでこんがり焼き上げ
お店に到着したアップルパイは、最後の下準備をしてオーブンへ。高温で均一に熱が伝わるオーブンですが、さらに焼きムラを防ぐために、場所を入れ替えてじっくり1時間ほど焼いていきます。フランス産発酵バターが、生地の中でとけて空間を生み出し、その空間が層となってサクサクのパイに。オーブンを開けるとなんとも言えない、バターのおいしい香りがふわっと広がります。焼き上がりのタイミングでご来店されたお客様は、このいい匂いに誘われて、みなさんご購入されてしまうほどです。仕上げに粉糖をふりかけもう一度オーブンへ。表面をキャラメルのように焦がしたら、プレミアムアップルパイの出来上がりです。
シャトレーゼグループが総力をあげて作り上げる、プレミアムなアップルパイ。手間をかけているからこそできた味わいです。
販売店舗はこちら。お店でお待ちしています。