森の中にある白州工場。周りには大自然や名水にまつわる涼スポットも
2020年8月7日
素材にこだわったお菓子づくりのため、私たちシャトレーゼは平成6年、山梨県北杜市の白州町で大規模な工場を稼働させました。森の中にある白州工場はシャトレーゼのシンボル的な場所にもなっており、工場見学には多くの方にもご来場いただきました。(※工場見学は現在、一時休止しています。)
白州町に工場を建設したのは、日本名水百選に選ばれるほどの清らかな白州名水をお菓子づくりに使用するため。
こちらの記事でもご紹介しましたが、白州名水は南アルプス・甲斐駒ヶ岳の伏流水が約20年かけて花崗岩によってろ過されたもの。不純物が少なく、ミネラル分が染み込んだ水をお菓子に使うと、雑味がなく素材そのものの味を活かすことができるのです。
今回は、白州工場周辺の清らかな名水が作り出す自然や、そんな名水を感じられる涼しげなスポットをご紹介します。
エメラルドグリーンの水の流れが美しい「尾白川渓谷」
白州の水の清らかさ、そして自然がつくる景観の美しさを感じるなら「尾白川渓谷」(おじらがわけいこく)がおすすめ。南アルプス・甲斐駒ヶ岳を源とする清流で、多数の滝やエメラルドグリーンの渕が織りなす渓谷美を愉しむことができます。かつて、白黒で尾が白い神馬が住み、人々の善悪を明らかにし、律したという伝説が由来となっています。
白州名水を生み出す、“花崗岩”を知るなら「日向山」
「日向山」は白州工場の裏にそびえる標高1,660mの山。ハイキングや登山ができる山として親しまれており、涼しげな新緑と白州名水には欠かせない“花崗岩”を感じることができます。整備された登山道ではカラマツ、ブナ、ミズナラなどの緑が登山者の目を愉しませてくれます。一方、山頂付近では花崗岩質の岩肌がむき出しになっているのです。これこそが、山に降り注いだ雨水をろ過し、白州名水を生み出す天然のフィルターの役割を果たしています。南アルプスの山々は主にこの花崗岩からできており、名水は花崗岩の賜物なのです。
「白州・尾白の名水公園 べるが」で白州名水と遊ぼう
工場と同じ白州町で人気を誇るスポットといえば、「白州・尾白の名水公園 べるが」です。
レストラン、BBQ場、キャンプ場、公園などからなる複合施設で、中でも人気なのは尾白川えん堤。名水が流れる大きな滝があり、その滝を眺められるトンネルや、川の水を利用したウォータースライダー、小魚や水辺の生き物などのワクワクが詰まっています。夏には子供たちの笑い声があふれる、本当の意味での名水体験スポットと言えるでしょう。
白州名水のことをもっと知るなら「道の駅 はくしゅう」
北杜市を北上する国道20号線沿い、甲斐駒ヶ岳への登山口入り口に立地する「道の駅 はくしゅう」。農産物直売コーナーでは白州名水で育った野菜、米、果物などの特産品が店内を彩ります。名水の成り立ちや成分についての紹介板や、天然水汲み取り場なども設置されており(無料)、もっと白州名水について知ることができる施設のひとつです。
白州には、多くの人や企業、生き物がこの清らかな名水を求めて集まってきています。素材や品質にこだわりを持つ老舗酒造や大手飲料メーカーさんでは日本酒、ウイスキーなどお酒の醸造・蒸留やミネラルウォーターなどにもよく使われています。やはり、口に馴染み、雑味がない白州名水がお米や麦などの原材料の魅力を引き出すようです。
私たちシャトレーゼも、これからも素材の味を活かした、高品質で安心できるお菓子をいつまでもみなさんにご提供できるよう、名水の源、白州の森や山々を大切に守り続けていきたいと思います。