おいしさの、追求。チーズとチョコの定番ケーキが大幅リニューアル
2022年11月29日
2023年6月28日に更新しました。
シャトレーゼの定番ケーキ、スフレチーズケーキとクラシックショコラが新しくなりました。ポイントは、どちらもみずみずしくなった食感にあります。スフレチーズはふわふわジューシー、クラシックショコラはねっちりテリーヌ。このみずみずしいながらも、まるで方向性の違う2つのケーキをご紹介します。
ふんわりジューシーななめらかさ。
ケーキの上に軽く添えるだけで切り分けられるほどやわらかい、「なめらかスフレチーズケーキ」。食べてみると、名前にある通りなめらかで、軽やかな食感とともにチーズのさわやかな香りが、お口の中いっぱいに広がります。
使っているチーズは、すべてフランス・ブルターニュ産のクリームチーズ。国産チーズとはまるで違うフランス産特有の風味は、乳牛が食べている牧草が違うからだそうです。フランス産のクリームチーズをそのまま食べると、風味の豊かさに驚かれる方も多いと思いますが、そのおいしい風味をそのままふわふわなめらかな食感で存分に味わえるなんて、なんとも贅沢だとは思いませんか。
みずみずしいスフレチーズと言えば、しゅわしゅわとした食感が多いですが、こちらはもうちょっとクリーミーでなめらか。隠し味にレモンを入れ、後味をさっぱりとさせているので、軽やかな食べ応えと相まって、ぺろりと平らげてしまうはずです。
本体価格 200円(税込 216円)
ねっちり濃密でチョコ感がすごい。
こちらはテリーヌやパテのような見た目の「クラシックショコラ」。スフレチーズケーキとは対照的に、フォークを入れると密度の高いねっちりとした手応え。食べる前から濃厚な味が想像できるほどです。三角の先端部分は半熟感があり、ひと口食べるとカカオの苦みの後に、チョコレートらしい重厚な味わいがガツンと感じられます。その秘密は2つのベルギー産クーベルチュールチョコレート。カカオ分70%以上のものと、カカオ分55%のものをブレンドし、チョコレートの味わいに立体感を持たせています。
ケーキの外側に食べ進めるにつれて、ねっちりとした濃密な味わいから、クッキーのような香ばしい味わいへと徐々に変化していきます。そこにホイップクリームを合わせてミルクとチョコのマリアージュを楽しんでいると、いつの間にか食べ終わっている!なんてことに。見た目はシンプルですが、食感の変化、カカオの香りの変化、ホイップクリームとの相性など、楽しみどころがいっぱいのケーキです。
クラシックショコラ(販売休止中)
本体価格 300円(税込 324円)
※ケーキマイスターがお店で仕上げるケーキのため一部店舗では取扱がありません。
スフレチーズケーキとクラシックショコラ、このケーキのおすすめの楽しみ方は、2つ同時に購入して食べ比べながら味わうこと。2つも食べるのは無理かな?と思っていても、食べやすいように工夫しているので意外と2つ食べられる人も多いはず?! ちょっと多いかなと思った方は、ぜひ友達とシェアして食べ比べながら楽しんでみてくださいね。
どんなところにこだわったの? 開発担当者に聞いてみました。
○リニューアルのポイントは?
食感にはとてもこだわりました。スフレチーズは、やわらかさとジューシーさに重点を置いていて、開発当初「飲めるスフレ」を目指していたほどです。クラシックショコラは、スポンジ系の食感からテリーヌのようなねっちりとした食感に変更しました。2つとも食感の方向性を大幅に変えています。
○作り方で変わったところは?
どちらもジューシーな食感に仕上げるために、低温でじっくりと水分を抱き込みながら焼き上げるように変更しました。特にスフレチーズケーキは、この食感にするために今までと比べ2倍近くの時間をかけて、じっくりと焼く必要がありました。そこで課題になったのが生産効率です。生産効率が下がってしまうと、その分ケーキの販売価格を上げなければ採算が合わなくなってしまうのです。
○販売価格のこだわりとは?
2倍の時間がかかると、その分ケーキの値段を上げなければ採算が合わなくなってしまいます。でも、お手頃なのにおいしいのがシャトレーゼの良さ。だから、そこにはこだわりました。丸いケーキ型のサイズを1サイズ小さくして焼き上がる時間を短縮し、その分カット数を減らして大きさを合わせるなど、いろいろと工夫しています。他にも上げたら、もっといっぱいあるのですが、そこは企業秘密。でも思い起こせば1日に5回もオーブンで焼くことが何日も続いたり、みんなと何度も食べ比べたりと、発売に至るまでに結構時間がかかったことを思い出します。
1円の価値を追求するシャトレーゼだからこそのこだわりのおいしさ。ぜひみなさんも食べてみてくださいね。