全国の苺農家さんを訪ねて。
2018年1月23日
苺がおいしい季節になってきました。みなさん、苺の旬ってご存じですか? 露地物の旬は春先から初夏にかけてですが、一般的なハウス栽培の苺は、1月から3月ごろが最もおいしい時期だそう。シャトレーゼでは1年を通じて、苺のケーキを作っておりますが、苺スイーツがいろいろ出そろうのは、やっぱり旬に合わせたこの時期。ということで、今月から始まる苺フェアに先駆けて、素材が生まれた農場をみなさんに紹介すべく、全国の苺農家さんを訪ねてきました。
契約農家から、直送で届く苺は特別です。
シャトレーゼの契約農家さんで育てられている苺は、育ったときからスイーツに使われる運命。その分、とても大切に扱われ、みなさんのもとへと届いています。手で一粒一粒収穫されると、シャトレーゼ専用のオレンジ色のケースに並べられます。その後は、山梨の工場に運ばれるまでずっと、誰の手に触れられることなく、そのケースの中。だから苺のストレスも最小限。収穫後にこのケースから取り出されるときは、写真のように、もうスイーツになる直前です。契約農家の苺は、苺フェアに登場します。お楽しみに!
【全国の苺農家さんご紹介】
栃木県佐野市の苺農家 岡田さん
主な栽培品種:とちおとめ
今年も甘くジューシーな苺が育ちました。苺王国とちぎのいちごを食べてください。
つやつやのとちおとめ。カタチのいいものはケーキのトッピングに、不揃いのものはコンポートなどに使われます。
山梨県甲府市の苺農家 小林さん、松本さん、内藤さん
主な品種:紅ほっぺ
今年は寒くなるのが早かったので、果実の育つスピードがやや遅め。はじめは大粒ができて、暖かくなるにつれ、だんだん小粒になっていくのですが、今年はまだ大きめです。
甲府は朝晩がしっかり寒いので、甘みは強くて味は最高。山梨産紅ほっぺをぜひ食べてみてください。
熊本県球磨郡の苺農家 荒木さん・免田さん・平田さん
主な栽培品種:さがほのか
甘いことはもちろん、お菓子に映えるように、きれいな形になるように育てています。
湿度を高くすると、苺のツヤがいいので、湿度と温度管理には気をつけています。
熊本県氷川町の苺農家 淵本さん
主な栽培品種:ゆうべに
早朝に収穫することで、甘みを凝縮。今年は九州が寒波に見舞われる中、さがほのかの収穫が少し伸び悩みましたが、ゆうべには寒さにも強く、良く育ちました。
熊紅と書いて「ゆうべに」と読む熊本県独自の新品種。熊本の気候に合わせて開発されたゆうべにはとっても甘いです。
宮崎県日向市の苺農家 甲斐さん
主な栽培品種:さがほのか
食べる方々のことを想いながら、いちごを傷つけないよう、大切に収穫しています。
土に微生物を入れることで、根の張りがよくなり、よい実ができます。なによりも精一杯の愛情を注ぐことも大切です。
宮崎県児湯郡の苺農家 清水さん
主な品種:さがほのか
収穫時にはシャトレーゼ専用の苺ケースを使っています。工場までキズつける心配がありません。
高設栽培の苺は地面に着けずに浮かせておけるので、初夏の暖かい時期にも地熱をうけずにおいしい苺ができます。
静岡県掛川市の苺農家 松井さん、高野さん
主な品種:紅ほっぺ
味はもちろん、見た目もとっても大事。お菓子のために育てた紅ほっぺです。
基本的に農薬は使っていません。苺の品質を守るために、畑には人が立ち入らないように、そして入るときは、手や衣類などに菌が付着していないように気をつけています。